友情の99%は偽りで出来ています。ふとこんな言葉を耳にした。
「まあ、そんなもんじゃないか?表面上だけの友情だって多いだろ」
そう、人は人の心を読めない。故に、本心では何を考えているか分からない。
俺だって全ての人と仲がいいわけじゃない。自分を守るために、嘘を突き通す。
「うーん……」
俺の隣で何やら唸っている物体が一つ。何を考えているかは分からない。
「物体って……失礼だよっ!!って、そんなことじゃなくて!」
一体何なんだ?何を考えている?真を言うのか、嘘を吐くのか。
「もし本当に友情の99%が偽りで出来てるとするよね。……信じたくないけど」
ああ、信じる信じないにしろ、仮定は必要だな。
「でもそれって、残りの1%は本当の友情ってことだよね?」
俺の耳に衝撃が走る。その衝撃が全身を振動させる。
――何故こいつは、ごく稀に核心を突いてくるのだろう。
一瞬の沈黙。思考が止まる。そのかわり、五感で全てを感じる。
ああ、そうか。だから俺は……。
止まっていた思考が、また動き出した。
俺は声を出来るだけ殺し、くすくす笑った。もちろん、あいつもそれに気付く。
「えっ……わ、私、何か変なこと言った!?」
「ああ、言ったよ」
おろおろしながら不安がる彼女が、たまらなく愛しい。
そんな彼女を横目で見ながら、俺は思った。
――おまえが1%でいてくれるなら、それだけで十分だ。
Fin.
あとがき
ついに「SS」という範疇を作ってしまいました。こんなに短いのにSSと言い張ります。
記念すべき第一作目となるのでしょうか?それにしては余りに駄文過ぎますが。状況描写もないし、文章も稚拙だし。
これからもたまに意味不明で子供騙しな文を書いていくかもしれませんが、どうかご了承下さい。

